効果が高い薄毛治療ランキング【BEST10】おすすめの治療方法はこれだ!

医学の進化により、現在では様々な薄毛治療薬が開発されています。
フィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルといった科学的根拠のある治療薬から、ただの気休め程度にしかならない治療法まで、数えればキリがありません。
そこで今回は、本当に効果があるとされる薄毛治療法を「ランキング形式」で発表します。
これは、日本皮膚科学会が発表している「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」に沿った内容となっておりますので、独断と偏見ではありません。
ランキングと共に、このガイドラインの内容をわかりやすく解説しますので、是非ご参考ください。

1位:ミノキシジルの外用(男性・女性)

薄毛治療で最も効果的な治療法とされているのは「ミノキシジル」の外用薬です。
発毛効果が認められている成分「ミノキシジル」の外用薬(塗り薬)は、上記ガイドラインにおいて男性・女性ともにA判定(強く勧める)の評価を得ており、男性型脱毛症・女性型脱毛症どちらに対しても「有効」だとされています。
以下、男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインより引用。

Q:ミノキシジルの外用は有用か?
推奨度:A
推奨文:ミノキシジル外用の発毛効果に関して、高い水準の根拠があるので、男性型脱毛症に5%ミノキシジル、また女性型脱毛症に1%ミノキシジルを外用するよう強く勧める。

2位:デュタステリドの内服(男性)

ミノキシジルの外用に続き、効果が高いとされている治療法は「デュタステリド」の内服薬です。
後に紹介する「フィナステリド」よりも効果が高いことから2位にランクイン。
ミノキシジルは「発毛効果」があるのに対して、デュタステリドには「抜け毛を抑制する効果」があります。
そのため、デュタステリドの内服で抜け毛を止め、ミノキシジルの外用で発毛させる方法が最も効果的な治療法です。
日本皮膚科学会のガイドラインにおいても、男性型脱毛症に対してはA判定(強く勧める)の評価を得ています。
しかし、女性型脱毛症に対しては、安全性の観点からD判定(行なうべきではない)との評価が下されています。

Q:デュタステリドの内服は有用か?
推奨度:A(男性型脱毛症)D(女性型脱毛症)
推奨文:男性型脱毛症に対するデュタステリド内服の発毛効果に関して、高い水準の根拠があるので、内服療法を行うよう強く勧める。他方、女性型脱毛症には内服療法を行うべきではない(妊婦に投与するとDHTの低下により男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼす恐れがあり女性への投与は禁忌である)

3位:フィナステリドの内服(男性)

デュタステリドの内服に続き、ほぼ同様の効果を得られる治療法が「フィナステリド」の内服薬です。
このフィナステリドも「抜け毛を抑制する効果」があり、またデュタステリドよりも「安価」であることから多くのクリニックで主要治療薬として利用されています。
フィナステリド内服薬+ミノキシジル外用薬のセットは、最もメジャーな治療法だと言えるでしょう。
日本皮膚科学会のガイドラインにおいても、男性型脱毛症に対してはA判定(強く勧める)の評価を得ており、一方、女性型脱毛症に対してはD判定(行なうべきではない)の評価が下されています。

Q:フィナステリドの内服は有用か?
推奨度:A(男性型脱毛症)D(女性型脱毛症)
推奨文:男性型脱毛症に対するフィナステリド内服の発毛効果に関して、高い水準の根拠があるので、内服療法を行うよう強く勧める。他方、女性型脱毛症には内服療法を行うべきではない(デュタステリド同様、妊婦に投与するとDHTの低下により男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼす恐れがあり、妊婦または妊娠している可能性のある女性、授乳中の女性への投与は禁忌である)

4位:自毛植毛術(男性・女性)

ミノキシジル外用薬、デュタステリド・フィナステリド内服薬に続き、効果の高いとされる薄毛治療法は「自毛植毛術」です。
この自毛植毛術は、AGAの影響を受けない「後頭部」や「側頭部」の毛根を抜き取り、ハゲている部分に「毛根ごと」移植する方法で、生着すれば半永久的に自分の髪の毛が生えてきます。
毛根は、移植前の性質を引き継ぐようになっているため、ハゲている部分でも「後頭部」や「側頭部」のような髪の毛が生えてくるのです。
高度な技術や設備を必要とすることから、限られたクリニックでしか行なうことはできませんが、日本皮膚科学会のガイドラインにおいても、男性型脱毛症はB判定(勧める)、女性型脱毛症はC1判定(行なってもよい)との評価を得ています。
ちなみに、人工毛植毛術に関しては、過去に多数の有害事象報告があるため、安全性の観点からD判定(行なうべきではない)との評価が下されています。

Q:植毛術は有用か?
推奨度:自毛植毛術はB(男性型脱毛症)C1(女性型脱毛症)人工毛植毛術はD
推奨文:国内外における自毛植毛術の膨大な診療実績を考慮し、フィナステリド及びデュタステリド内服やミノキシジル外用による効果が十分でない症例に対して、他に手段がない状況において、十分な経験と技術を有する医師が施術する場合に限り、男性型脱毛症には自毛植毛術を行うよう勧め、女性型脱毛症には行ってもよいこととする。しかし、日本国内で人工毛植毛術を施行することに医療法上の問題はないが、有害事象の発生を看過できないため、安全性に関する高い水準の根拠が得られるまでは、原則として人工毛植毛術を行うべきではない。

5位:LEDおよび低出力レーザー照射(男性・女性)

続いて、5位にランクインしたのは「LEDおよび低出力レーザー照射」での治療法です。
この治療法も、海外で行われた臨床試験で「発毛効果」が認められており、また副作用も比較的軽微であることから推奨されています。
日本皮膚科学会のガイドラインでは、男性型脱毛症・女性型脱毛症ともにB判定(勧める)の評価を得ています。

Q:LEDおよび低出力レーザー照射は有用か?
推奨度:B
推奨文:LEDおよび低出力レーザーの発毛効果に関しては、有用性を示す十分な根拠があり、副作用も比較的軽微であることから、適切な機材を使用して行うよう勧めることにする。ただし、上記の機器は国内ではまだ認可されておらず、用いられる光源の種類、波長、出力は報告によって様々ある。

6位:アデノシンの外用(男性・女性)

続いて、ミノキシジルと同等の効果があるとされる「アデノシン」の外用です。
0.75%のアデノシン配合ローションと、5%のミノキシジル配合ローションで臨床試験が行われた結果、これらに大きな有意差はなく、5%ミノキシジルローションと同等の「有用性」があることが示唆されています。
日本皮膚科学会のガイドラインにおいても、男性型脱毛症に対してはB判定(勧める)、女性型脱毛症に対してはC1判定(行なってもよい)との評価を受けています。

Q:アデノシンの外用は有用か?
推奨度:B(男性型脱毛症)C1(女性型脱毛症)
推奨文:アデノシンの発毛効果に関しては、男性に対する有効性を示す十分な根拠があるため、外用療法を行うよう勧める。一方、女性に対する有効性を示す根拠はまだ不足しているが、副作用が軽微な点や女性用の製品が販売されている点も考慮し、外用療法を行ってもよいことにする。

7位:カルプロニウム塩化物の外用(男性・女性)

続いて、脱毛の抑制および発毛効果がある「カルプロニウム塩化物」の外用です。
ミノキシジル同様、頭皮の血管を拡張させる働きがあり、頭皮の血行を改善することで発毛を促進させます。
日本皮膚科学会のガイドラインにおいて、現段階では十分な有用性は確認されていないものの、カルプロニウム塩化物の安全性から、男女ともにC1判定(行なってもよい)との評価を受けています。

Q:カルプロニウム塩化物の外用は有用か?
推奨度:C1
推奨文:カルプロニウム塩化物の外用での有用性は、現段階では十分に実証されていない。しかし、5%カルプロニウム塩化物は長年にわたり保険適応となっており、生薬との合剤を含むわが国での膨大な診療実績を考慮し、行ってもよいことにする。

8位:t-フラバノンの外用(男性・女性)

続いて、国内大手化学メーカーの「花王」が独自開発した育毛成分「t-フラバノン」の外用です。
t-フラバノンには、ヘアサイクルが「退行期」「休止期」になることを抑え、「成長期」をできるだけ長く維持する働きがあるとされています。
日本皮膚科学会のガイドラインにおいては、男性型脱毛症・女性型脱毛症ともにC1判定(行なってもよい)との評価を受けています。

Q:t-フラバノンの外用は有用か?
推奨度:C1
推奨文:男性型脱毛症に対する t-フラバノンの発毛効果に関しては、有効性を示す弱い根拠が存在するので、外用を行ってもよいことにする。一方、女性型脱毛症に対する有効性を示す根拠はまだ不足しているが、副作用が軽微な点も考慮し、行ってもよいことにする。

9位:サイトプリンおよびペンタデカンの外用(男性・女性)

続いて、「サイトプリンおよびペンタデカン」の外用です。
この治療法も、症例数は少ないですが臨床試験により発毛効果が見られているため、育毛剤などに使用されています。
日本皮膚科学会のガイドラインにおいては、男性型脱毛症・女性型脱毛症ともにC1判定(行なってもよい)との評価を受けています。

Q:サイトプリンおよびペンタデカンの外用は有用か?
推奨度:C1
推奨文:サイトプリンとペンタデカンの発毛効果に関しては、有効性を示す弱い根拠があるので、副作用が軽微な点も考慮し、これらを含む育毛剤の外用療法を行ってもよいことにする。

10位:ケトコナゾールの外用(男性・女性)

最後に、10位にランクインしたのは「ケトコナゾール」の外用です。
ケトコナゾールも、症例数は少ないですが臨床試験により発毛効果が見られているため、育毛シャンプーなどに使用されています。
日本皮膚科学会のガイドラインにおいては、男性型脱毛症・女性型脱毛症ともにC1判定(行なってもよい)との評価を受けています。

Q:ケトコナゾールの外用は有用か?
推奨度:C1
推奨文:男性型脱毛症に対するケトコナゾール外用の発毛効果に関しては、有用性を示す弱い根拠があるので、外用を行ってもよいことにする。一方、女性型脱毛症に対する有効性を示す根拠は未だ不足しているが、副作用が軽微な点も考慮し、同じく行ってもよいことにする。なお、国内ではケトコナゾールは育毛剤として認可されていない。

番外編1:ミノキシジルの内服

番外編として、高い発毛効果があるとされる「ミノキシジル」の内服薬についても解説します。
ミノキシジルの内服薬(通称:ミノタブ)は、その効果の高さから多くのクリニックで薄毛治療薬として用意されています。
また「個人輸入サイト」でも医師の処方なく手に入れることができるため、使用しているAGA患者は非常に多いです。
元々ミノキシジルは「降圧剤」として開発されたのですが、その副作用に全身の「多毛症」が見られたことから、薄毛治療薬として使用されるようになりました。
しかし、薄毛治療薬として「認可」している国はどこにもなく、安全性が実証されていないことから日本皮膚科学会も推奨しておりません。
ガイドラインでも、男性型脱毛症・女性型脱毛症ともにD判定(行なうべきではない)との評価が下されています。
もちろん違法ではありませんが、安全性が十分に検証されていないため機関も認めるわけにはいかず、グレーゾーンの治療薬だと言うことができるでしょう。

Q:ミノキシジルの内服は有用か?
推奨度:D
推奨文:ミノキシジル内服の有用性に関して臨床試験は実施されていない。ミノキシジルは降圧剤として開発されたが本邦では認可されていない。また、男性型脱毛症に対する治療薬としても認可されている国はない。それにもかかわらず、全身の多毛症を起こす副作用があることを根拠に、医師が安易に処方したり、一般人が個人輸入で入手し服用することがあるので、医薬品医療機器等法の観点から問題視されている。ミノキシジルの内服療法は、利益と危険性が十分に検証されていないため、男性型脱毛症・女性型脱毛症ともに行わないよう強く勧められる。

番外編2:成長因子導入および細胞移植療法

最新の治療法として、「成長因子導入および細胞移植療法」という薄毛治療法があります。
いわゆる毛髪再生医療というもので、近年かなり注目を集めている再生医療です。
しかし「最先端の治療法」であるが故に、まだ「安全性」や「有用性」は十分に検証されておらず、今後が期待されている治療法ではあるものの、推奨はされておりません。
よって今回のランキングでは「ランク外」となりました。
日本皮膚科学会のガイドラインにおいても、男性型脱毛症・女性型脱毛症ともにC2判定(行なわないほうがよい)との評価が下されています。

Q:成長因子導入および細胞移植療法は有用か?
推奨度:C2
推奨文:成長因子導入・細胞移植療法は今後が期待される治療法ではあるものの、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」などの法規に則って施術する必要のあるものも多く、現時点では広く一般に実施できるとは言い難いため、行わない方がよいことにする。

おわりに

以上が、本当に効果があるとされる薄毛治療ランキングになります。
薄毛治療薬に限らず、どの分野の薬にも副作用は付きものですが、日本皮膚科学会が提唱するガイドラインに沿って治療を行なっていれば、特に心配する必要はありません。
また、万が一に備えて、必ずクリニックで医師の指導のもと薄毛治療に励むことをおすすめします。
薄毛に対する皆さまの悩みやストレスが、少しでも改善されますように。

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