薄毛治療をはじめるにあたって、内服薬や外用薬で治療を行う「AGA治療」か、自分の髪の毛を薄い部分へと移植する「自毛植毛」か、どちらがオススメですか?というご質問をよく受けます。
これらの治療法は、数ある治療法の中でも特に推奨されている治療法のため、結論から言えばどちらもオススメです。
しかし、あえてどちらか一方を選ぶとすれば、まずは「AGA治療」からはじめてみる方が良いと答えます。
今回は、「AGA治療」と「自毛植毛」はどっちがおすすめ?その理由は?について解説していきます。
AGA治療とは
まず簡単に、AGA治療とはどういった治療法なのかを説明します。
AGA治療は主に「内服薬」と「外用薬」で治療を進めていく方法で、「フィナステリド」「デュタステリド」「ミノキシジル」といった治療薬を使用するのが一般的です。
フィナステリド(内服薬)
日本皮膚科学会が発表するガイドラインにおいて、男性型脱毛症にはA判定(強く勧める)、女性型脱毛症にはD判定(行なうべきではない)の評価がくだされている治療法。
デュタステリド(内服薬)
日本皮膚科学会が発表するガイドラインにおいて、男性型脱毛症にはA判定(強く勧める)、女性型脱毛症にはD判定(行なうべきではない)の評価がくだされている治療法。
ミノキシジル(外用薬)
日本皮膚科学会が発表するガイドラインにおいて、男性型脱毛症にはA判定(強く勧める)、女性型脱毛症にもA判定(強く勧める)の評価がくだされている治療法。
自毛植毛とは
一方、自毛植毛とは、自分の髪の毛を「毛根ごと」抜き取って、薄い部分へと移植する治療法です。
男性の薄毛は、基本的に「頭頂部」もしくは「生え際」からハゲていくのが一般的で、後頭部は薄毛の影響を受けにくいと言われています。
そのため、後頭部の毛根を抜き取って、その毛根を「頭頂部」や「生え際」に植え付けることで「半永久的」に髪の毛が生えるようにする治療法となっています。
この自毛植毛は、世界的に見ても需要の高い治療法で、生着後のメンテナンスが必要ないことから根強い人気があります。
自毛植毛のメリットやデメリットについては下記の記事をご参照ください。
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AGA治療と自毛植毛はどっちがおすすめ?
ここで本題の「AGA治療と自毛植毛はどっちがおすすめ?」ですが、冒頭でもお伝えした通りこれらの治療法はどちらもオススメです。
しかし、あえてどちらか一方を選ぶとすれば「AGA治療」の方が良いかと考えます。
その最大の理由は、自毛植毛は費用が高いからです。
自毛植毛は、高度な技術を持った医師や設備が必要となるため、安くても50万円~100万円以上の費用がかかってしまいます。
資金に余裕がある方であれば問題はないのですが、一般人にとってはかなりハードルが高いと言えるでしょう。
自毛植毛の詳しい費用については下記の記事をご参照ください。
このコラムに書いてあること ✔ 植毛費用の計算方法 ✔ おすすめクリニック1 親和クリニック ✔ おすすめクリニック2 アスク井上クリニック ✔ おすすめクリニック3 ヨコ美クリニック ✔ おすすめクリニック4 アイラン...
その一方で、AGA治療は非常に安く薄毛治療が始められます。
例えば「湘南美容クリニック」であれば、初月は1,800円(税込)、2ヶ月目以降でも3,000円(税込)で薄毛治療ができてしまうのです。
もし「やっぱりやめよう」と思った時に気軽にやめられるこのハードルの低さが、AGA治療をオススメする一番の理由です。
(もちろん、高い効果が認められている点もオススメのひとつです)
「資金に余裕があって、手っ取り早く薄毛を改善したい方」「AGA治療薬では効果を感じられなかった方」「ピンポイントで薄毛を改善したい方」「もう他に手段がない方」には自毛植毛が適していますが、まだ薄毛治療をしたことがないビギナーの方は、まずは「AGA治療薬」で薄毛治療を始めてみてください。
「AGA治療」も「自毛植毛」も無料カウンセリングを実施しているクリニックがいくつかありますので、まずは直接医師に相談してみることをおすすめします。
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