「つむじ」と「つむじハゲ」の見分け方

今回のテーマは「つむじ」と「つむじハゲ」の見分け方についてです。
頭頂部近辺にある渦巻き状の「つむじ」は誰にでも存在するものですが、人によって個体差があり、「つむじ」なのか「ハゲ」なのかがわからないといった声をよく耳にします。
特に中学生や高校生、大学生といった若い人ほど、このような悩みを持っているかもしれません。
確かに「つむじ」と「つむじハゲ」の見分け方は難しく、人によっても意見が異なります。
そのため、出来れば直接「薄毛の専門医」に診てもらうことが理想ですが、まずは「簡易的に見分ける方法」をここで紹介します。
ただの「つむじ」なのか、それとも「つむじハゲ」なのかで迷われている方は、是非参考にしてください。

つむじとは

そもそも「つむじ」とは、人間だけでなく「馬」や「羊」といった動物にまで存在するもので、渦巻き状の形をしていることから旋毛(せんもう)毛渦(けうず)とも呼ばれています。
この「つむじ」は、大多数の人間(約9割強の方)が頭頂部近辺に1個、残りの1割弱の方は2個以上あり、また人によって「右旋回」だったり「左旋回」だったりと個体差があります。
もちろん、つむじの「位置」や「大きさ」にも違いがあり、頭皮が全く見えない人もいれば、頭皮がハッキリと見える人もいるため、人と比べて判断するのは難しいとされています。

つむじハゲとは

一方「つむじハゲ」とは、頭頂部近辺にある「つむじ」の周辺から徐々に毛量が薄くなっていく症状で、いわゆるAGA(男性型脱毛症)です。
「脱毛症」とありますが、男性によく見られる「薄毛」のことを指し、全国の1,260万人の男性が「AGA」だと言われております。
日本の人口が1億2,600万人と考えると10人に1人がAGAですが、20歳~69歳の成人男性4,200万人で考えると、約3.3人に1人がAGAだということになります。
AGAについてはこちらのページをご覧ください。


そしてこのAGAは進行性の症状であり、また自然治癒されるものではないため、早めの対策が重要になります。
放置していれば日に日に進行していくので、以前の自分と比較して「地肌の見える範囲が広くなった」と感じる方は注意が必要です。

つむじ・つむじハゲの特徴

「つむじ」と「つむじハゲ」の違いを説明したところで、いよいよ本題の「見分け方」について解説していきます。
見分けるためには、それぞれの特徴を理解しましょう。

つむじの特徴

まず、正常な「つむじ」の特徴ですが、漢字では「旋毛」や「毛渦」と書くように、つむじ部分が渦を巻いたような形になっているのが特徴です。
また、つむじから生えている髪の毛と、他の部分から生えている髪の毛の太さに差がなく、頭皮の色が「薄い肌色」もしくは「青白い色」であれば、頭皮が見えていても「正常なつむじ」だと言えます。

・渦を巻いたような形になっている(個人差はあり)
・髪の毛の太さに差がない
・頭皮の色が「薄い肌色」もしくは「青白い色」
・地肌の見える範囲が狭い

つむじハゲの特徴

一方、つむじハゲは、つむじ部分の髪の毛の流れがほとんどなく、他の髪の毛に比べて細くて弱弱しくなっているのが特徴です。
また、頭皮も他の部分に比べて「変色」してしまい、若干赤みがかっていると危険信号だと言えます。
頭皮が赤みがかっているということは、炎症を起こしているということ。
頭頂部からAGAが進行している可能性が考えられますので、早めに対策した方が良いでしょう。

・髪の毛の流れがほとんどない
・髪の毛が他に比べて細く弱弱しい
・頭皮の色が若干赤みがかっている
・地肌の見える範囲が広い

例えばこちらの方は、つむじが他の髪の毛よりも細く、根元部分が弱弱しく見えます。
更に、頭皮も若干赤みがかっており、つむじ部分からAGA(薄毛)が進行していると考えられます。

また、つむじから「白髪」が数本生えておりますが、この白髪の主な原因は「遺伝」「老化」の他に「生活習慣」も大きな要因と言われており、これは「薄毛」にも言えることです。
「栄養不足」や「睡眠不足」「運動不足」「ストレス」や「頭皮環境」が清潔に保てていないことで「白髪」や「薄毛」を促進させてしまうため、このことからもAGA(薄毛)が進行していると考えることができます。

おわりに

これまでに「つむじ」と「つむじハゲ」の違いを解説してまいりましたが、もしご自分が「つむじハゲかもしれない」と感じた方は、一度「薄毛治療の専門医」に診てもらってください。
現在の医学ではAGA(薄毛)を「完治」させることはできないものの、治療薬によって「改善」することができます。
飲み薬や塗り薬といった「投薬治療」で薄毛の進行を抑制することができますので、将来が不安という方は早めに対策することをおすすめします。

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