いきなりですが、髪様シャンプーという洗髪方法をご存知でしょうか。
育毛のスペシャリストである「板羽 忠徳」氏が開発したもので、この洗い方をするだけで育毛に繋がると言われている秘伝の洗髪方法です。
今回はこの髪様シャンプーのやり方について、説明していきます。
髪様シャンプーが育毛に繋がる理由
その前に、なぜ髪様シャンプーが育毛に繋がると言われているのかを簡単に説明します。
人は、健康な人でも一日50本~100本の髪の毛が自然に抜け落ちるものなのですが、それと同時に新生毛(しんせいもう)という髪の毛が生えてくることで、髪の量を保っています。
ただ、この新生毛は非常にデリケートで、手荒く扱うとすぐに抜け落ちてしまうため、この新生毛をいかに大事に育てられるかが鍵となるのです。
そこで生まれたのが、この髪様シャンプー。
そもそもシャンプーとは、ヒンズー語の「チャンプー」が語源とされており、マッサージという意味だったのですが、それがイギリスに渡って「シャンプー」となり、日本では「洗髪(髪を洗う)」と訳されてしまいました。
このことからもわかる通り、本来のシャンプーは「髪の毛を洗うこと」ではなく、頭皮の汚れや皮脂を取り除き、指でマッサージすることなのです。
「洗髪」ではなく「洗頭」。
頭皮をマッサージすることで血流が良くなり、それが育毛に繋がります。
そしてこの髪様シャンプーは、新生毛を傷つけることなく「洗頭(頭皮マッサージ)」ができる洗い方のため、効果があると言われているのです。
それでは、ここからは実際に髪様シャンプーのやり方を説明していきます。
髪様シャンプーには、基本とされる組み手が3つありますので、まずはそれを覚えてください。
➀ カニの組み手
1つ目は「カニの組み手」です。
手のひらを自分に向け、両手の親指と人差し指を重ねます。左右の指を重ねることで力を均等にし、効果的に頭皮を動かすことが出来ます。
➁ エイの組み手
2つ目は「エイの組み手」です。
指を手の外側で組んで、親指を立てます。頭皮をしっかりとらえて、安定したマッサージをすることが出来ます。
➂ イソギンチャクの組み手
3つ目は「イソギンチャクの組み手」です。
今度は指を手の内側で組みます。この組み手は、全ての指を使って頭皮を動かすことが出来ます。
この3つの組み手を使って、頭皮をマッサージしていきましょう。
➀ 頭頂部に向かってマッサージする(組み手なし)
まずはシャンプーをしっかり泡立て、全体につけていきます。
そして襟足から頭頂部に向かってマッサージしていきましょう。
このときは、手を組み手にする必要はありません。
➁ 中心に寄せる(エイの組み手)
次は「エイの組み手」で、手のひらを頭頂部に密着させます。
そして、手のひらで頭皮を頭の中心に寄せるように、ゆっくり5~6回持ち上げます。
➂ ツボを刺激する(エイの組み手)
「エイの組み手」はそのままで、親指の頭(指頭)を首筋にあて、小さな円をかくように下から上にマッサージしていきます。
これは頭のツボを刺激する効果があります。
➃ 頭皮を動かす(カニの組み手)
続いて「カニの組み手」で、親指と人差し指を額の生え際に密着させます。
そして頭皮を内側に寄せるよう優しく動かすことで、血流を促進させることが出来ます。
➄ 首筋から後頭部へマッサージする(カニの組み手)
そのまま「カニの組み手」を首筋に当て、親指と人差し指でマッサージしていきます。
首筋から後頭部にかけ、小さな円を描くようにします。
➅ 頭頂部を交互にマッサージする(組み手なし)
その後は、両手の指の頭(指頭)を頭頂部に当て、頭皮をこすらないように頭皮を動かすイメージで、前後交互に数回マッサージしていきます。
このときは手を組み手にする必要はありません。
➆ 頭皮を引き上げる(イソギンチャクの組み手)
最後は「イソギンチャクの組み手」で指の頭を頭皮にピッタリ当て、頭皮を引き上げたり緩めたりする動きを10回程度おこないます。
ポイント
頭皮を指でマッサージするときは、指の頭(指頭)を使うことがポイントです。
爪が当たらないようにと、指の腹(指腹)でマッサージしがちですが、指腹でマッサージをしてしまうと「新生毛」が擦れて抜け毛の原因になってしまう恐れがあります。
頭皮をこするのではなく、指の頭を使って頭皮全体を動かすようにマッサージするのが重要です。
この7つのステップが、髪様シャンプーとなります。
慣れるまでは少し難しいかもしれませんが、まずは出来るところから挑戦し、この洗髪方法を習慣付けるようにしましょう。
組み手などがわからなくなった場合は、とりあえず指頭(指の頭)で頭全体を優しくマッサージしてあげてください。
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