寝相が悪いとハゲる?枕に付いている抜け毛の原因

朝起きると、枕にビッシリと付いた無数の抜け毛。
その抜け毛を見て、不安や恐怖を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
枕に付いた抜け毛は、主に3つの原因が考えられます。
今回は、就寝中に発生する「抜け毛の原因」と「寝相が悪いとハゲるのか」について解説してまいります。

CASE1 自然脱毛

枕に付いた抜け毛は「自然脱毛」の場合があります。
人は誰でも、1日に50本~100本の髪の毛が自然に抜け落ちると言われており、その多くは「入浴中」に発覚します。
これは、日中に抜けた髪の毛が「他の髪の毛」に絡まって落ち切らず、髪の毛を洗った際にまとまって落ちるからです。
そして、入浴後にも同じ現象が起こり、寝るまでの間に抜けた髪の毛が、就寝中に抜け落ちて「枕に付着する」と考えることができます。
そのため「自然脱毛」の場合は、あまりにも多い本数でなければ、特に気にする必要はありません。
年齢や性別によって個人差はありますが、枕に付いた抜け毛の本数が10本程度であれば、特に問題はないと言えるでしょう。

CASE2 男性型脱毛症(AGA)

もし、1日に抜ける髪の毛の量が「自然脱毛の域」を超えることがあれば注意が必要です。
抜け毛は「季節」によっても増減しますので一概には言えませんが、枕に付着した抜け毛が異常に多かったり成長途中の髪の毛だったりした場合は「男性型脱毛症」の可能性が考えられます。


成長しきっていない髪の毛が抜けるということは、ヘアサイクルが乱れている証拠。
また、髪の毛がやせ細っている場合は「髪の栄養素」が頭皮に行き渡っていない可能性もありますので、生活習慣を改める必要があります。
男性型脱毛症(AGA)は、治療薬で改善できる症状となっておりますので、該当する方は一度AGAクリニック等で相談してみてください。

CASE3 牽引性脱毛症・圧迫性脱毛症

3つ目の原因は「牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)」と「圧迫性脱毛症(あっぱくせいだつもうしょう)」が考えられます。
牽引性脱毛症とは、髪の毛が長時間引っ張られることで頭皮に強いダメージを与え、結果的に薄毛を招いてしまう症状のことです。
「ポニーテール」や「お団子ヘア」などのヘアスタイルが主な要因とされています。


一方、圧迫性脱毛症とは、頭を圧迫することで「血行悪化」を招いてしまい、結果的に抜け毛が増えてしまう症状のことを言います。
「ヘルメット」や「帽子」などを長時間着用して頭を圧迫してしまうことが主な要因です。
牽引性脱毛症も圧迫性脱毛症も、どちらも「外的な要因」で薄毛を招くことから、機械的脱毛症とも言われております。
では何故、就寝中に発生した抜け毛の原因に「機械的脱毛症」の可能性があるのでしょうか―。
それは「寝相」と関連性があると考えられます。

寝相が悪いとハゲるのか

例えば、寝相が悪い人の場合、就寝中何度も「寝返り」をするかと思います。
そしてこの寝返りをする度に、枕と髪の毛が強くこすられ(時には引っ張られ)、これが頭皮にダメージを与えてしまっていると考えることができるのです。
特に「寝ぐせ」が付きやすい方は、髪の毛が長時間「引っ張られた形」で抑えつけられている可能性もありますので、機械的脱毛症を引き起こしても不思議ではありません。
かといって、寝返りをせずに仰向けのまま眠っても、後頭部が長時間圧迫され、これが血行悪化を招いてしまう可能性は十分にあります。
適度な寝返りは「圧迫の分散」や「血行促進」のためにも必要な行為ですので、意識して制限する必要はないでしょう。
ただし「過度な寝返り」は、質の良い睡眠が取れていなかったり、度重なる枕との摩擦で頭皮にダメージを与えてしまったりするので注意が必要です。
今回のテーマ「寝相が悪いとハゲるのか」について、当サイトの見解は、

寝相が悪すぎると「牽引性脱毛症」に繋がる可能性があり、寝相が良すぎると「圧迫性脱毛症」に繋がる可能性はあるが、これはあくまでも「可能性」があるだけで、大半の方は特に気にする必要はないでしょう。

と結論付けたいと思います。

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