今回のテーマは、生まれつき髪の毛が細い(薄い)人は将来ハゲやすいのかについてです。
髪の毛にまつわる噂の中に、髪の毛が細い人はハゲやすいというものがあります。
果たしてこれは本当なのでしょうか―。
結論から申し上げますと、半分ウソで半分ホントだと言うことができます。
髪の毛が細く柔らかいことを俗に「猫っ毛」と言いますが、猫っ毛の方には主に2パターンあります。
それが「生まれつき髪の毛が細い人」と「いつの間にか細くなった人」です。
生まれつき髪の毛が細い人(先天的)
生まれたときは皆、髪の毛は細く柔らかいものですが、成長期にどんどん太くなり、20代をピークに年々細くなっていく傾向があります。
しかし、生まれてからずっと細く柔らかい「猫っ毛」という方も多いのではないでしょうか。
この髪質は遺伝によるものだと考えられております。
髪の毛が細く柔らかいと、例え毛量が同じでも「薄毛」に見られてしまうことがあり、それ故「髪の毛が細い人はハゲやすい」という噂が広がるようになりました。
どうしても髪のボリュームが少なく見えてしまうため、そう思われるのも仕方ないことかもしれません。
しかし「生まれつき髪の毛が細い人はハゲる」という情報に医学的根拠はなく、この噂はデタラメ(ウソ)だと言うことができます。
いつの間にか細くなった人(後天的)
一方、生まれつきではなく「いつの間にか髪の毛が細くなった」という方は注意が必要です。
元々「太くしっかりした髪質」だったにも関わらず、段々と髪の毛がやせ細ってしまった場合は「AGA(男性型脱毛症)」の可能性が考えられ、更に薄毛が進行していく恐れがあります。
髪質が変わるということは「ヘアサイクル」が乱れている証拠。
これは「遺伝」や「男性ホルモン」「老化」の他に「生活習慣」も大きな要因と考えられています。
「髪の毛が痩せる」という言葉があるように、髪の毛の成長に必要な「栄養素」が頭皮に行き渡っていなかったり、成長に必要な「睡眠」が規則正しく取れていなかったりすることが原因です。
そのため、最近髪の毛が細くなってきたという方は一度「生活習慣」を改め、それでも薄毛が気になるという方は「AGAクリニック」に相談してみると良いでしょう。
生まれつき「髪の毛が細い髪質」を太くすることは困難ではありますが、元々「太くしっかりした髪質」を元に戻すことは、AGA治療薬で可能です。
もちろん個人差はありますが、AGA治療は早めの対策が重要になりますので、一度「薄毛の専門医」に相談してみることをおすすめします。
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