「ハゲ」や「抜け毛」に対するお悩みは、今や男性だけのものではなく「若い女性」の間でも急増しております。
その一つに「ポニーテールハゲ」や「お団子ハゲ」というものがあります。
どちらも女性の「ヘアスタイル」が関係しているのですが、これらのヘアスタイルをするとハゲるという噂は本当なのでしょうか。
今回は「ポニーテールハゲ」や「お団子ハゲ」の真偽と、「牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)」について解説してまいります。
ポニーテールやお団子ヘアはハゲるのか
「馬の尻尾」のようなヘアスタイルからその名前がついたポニーテール。
この「ポニーテール」や「お団子ヘア」をするとハゲてしまうという噂がありますが、結論から申し上げますと、ポニーテールやお団子ヘアでハゲるという噂はウソではないと言えます。
少し回りくどい言い方をしてしまいましたが、これらのヘアスタイルをすると必ずしもハゲるという訳ではなく、ハゲてしまう可能性が高まると言えるのです。
薄毛と言えば「遺伝」や「男性ホルモン」「生活習慣」が主な原因とされていますが、ヘアスタイルによる薄毛は「牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)」が原因だと考えられます。
牽引性脱毛症とは
牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)とは、「頭皮」や「髪の毛」が長時間引っ張られることで発症する脱毛症のことを言います。
髪の毛は、1本に対して約50gの負荷がかかると抜けてしまうと言われているのですが、通常はまた生えてきます。
しかし、これが何度も続くと「毛根」が弱まっていき、次第に生えてこなくなる恐れがあるのです。
また、髪の毛を長時間引っ張ることで頭皮が「緊張状態」となり、血行悪化を招いてしまうのも要因の一つ。
血行が悪くなると、髪の成長に必要な栄養素が頭皮に行き渡らなくなり、これが薄毛へと繋がってしまいます。
ポニーテールなどでは、おでこの生え際あたりから徐々に薄くなっていく傾向があり、これが「ポニーテールハゲ」と呼ばれる原因です。
もちろん、これには個人差があり全員がなるものではありませんが、女性に多く見られる症状のため、注意することに越したことはないでしょう。
対策としては、髪の毛をきつく縛りすぎないことや、ポニーテールなどのヘアスタイルを極力減らすことが大切です。
また、頭皮の血行を促進する「頭皮マッサージ」も薄毛対策の効果がありますので、シャンプーの際やお風呂上りに、短時間でも良いので続けてみることをおすすめします。
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