「薄毛に悩むのが疲れたからそろそろAGA治療を始めたい」
「でも何の薬を使ったらいいのかわからない」
「初心者に最適な治療薬を教えてほしい」
今回は、こういった悩みをお持ちの方に向けた記事となっております。
AGA治療薬は大きく分けて2種類
まず、AGA治療薬には大きく分けて2種類あります。
それが「守りの薬」と「攻めの薬」です。
守りの薬とは、いわゆる抜け毛を止める薬で、攻めの薬は髪の毛を生やす薬となります。
それぞれ役割が異なっており、高い効果を得るには「守りの薬」「攻めの薬」両方を服用することが一番です。
しかし、当然ながらその分費用は高くなってしまいますので、「できるならどちらか一方にしたい」と思われる方が多いことでしょう。
では一体どちらの薬を選んだら良いのでしょうか。
まずはそれぞれの「治療薬」について、説明していきたいと思います。
守りの薬（抜け毛を止める薬）
「守りの薬」には代表的な治療薬が2つあり、それが「フィナステリド」と「デュタステリド」です。
どちらも内服薬（飲み薬）が一般的で、先に誕生したのがフィナステリド、後に誕生したのがデュタステリドになります。
ここでは簡単に説明しますが、
・フィナステリドはコスパ最強の治療薬
・デュタステリドはフィナステリドよりも更に効果が高いが費用も高い治療薬
と覚えて頂ければ十分です。
攻めの薬（髪の毛を生やす薬）
一方「攻めの薬」には代表的な治療薬が1つあり、それが「ミノキシジル」です。
皆さまも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
このミノキシジルには内服薬（飲み薬）と外用薬（塗り薬）があるのですが、内服薬に関しては十分な安全性が確認できていないことから、日本では推奨されていません。
公的機関「日本皮膚科学会」も、ミノキシジルは「外用薬（塗り薬）」のみ推奨しています。
もちろん、服用が法律で禁止されている訳ではありませんが、ミノキシジルには「多毛症」という副作用があることから、部分的に塗る「外用薬」が良いとされているのです。
詳しくは下記の記事をご参照ください。
治療薬の選択肢
以上のことから、治療薬の選択肢は、下記の5つとなります。
➀フィナステリド（内服薬）のみ
➁デュタステリド（内服薬）のみ
➂ミノキシジル（外用薬）のみ
➃フィナステリド（内服薬）＋ ミノキシジル（外用薬）のセット
➄デュタステリド（内服薬）＋ ミノキシジル（外用薬）のセット
➅フィナステリド（内服薬）＋ ミノキシジル（内服薬）のセット
➆デュタステリド（内服薬）＋ ミノキシジル（内服薬）のセット
これらの組み合わせは、発毛効果はかなり期待できますが、安全性の観点から日本皮膚科学会は推奨していません。
初心者はどの薬が良い？
ではここで本題の「初心者はどの薬でAGA治療を始めれば良いのか」ですが、お金がかかってでも「とにかく髪の毛を生やしたい方」は、➃か➄で治療を始めるべきです。
ただ、冒頭でもお伝えしたように「費用が高くなってしまう」ので、当サイトでは➀のフィナステリドのみをおすすめします。
理由➀ フィナステリドはとにかく安い
フィナステリドを主成分とした先発医薬品「プロペシア」は、費用が8,000円～1万円程度とそこそこしてしまうのですが、プロペシアにはジェネリック医薬品（後発医薬品）が出ており、効果効能が変わらない治療薬を3,000円～6,000円程度で購入することが出来ます。
そのため、費用のせいで途中で断念することなく、無理なく治療を続けられるという点が一つ目の理由です。
理由➁ フィナステリドでも生える
フィナステリドは、抜け毛を止める「守りの薬」ではありますが、単体でも十分に効果は感じられます。
もちろん、効果には個人差があり、フィナステリドが効く体質・効かない体質というのもあるのですが、いきなり強い薬を使うよりも、弱い薬で効果を感じられるのであれば、それに越したことはありません。
そのため、まずは「弱い薬」を試してみて、効果を感じられなければ強い薬に変更するという流れが一番良いと当サイトは考えます。
理由➂ ミノキシジルは初期脱毛が起こる
3つ目の理由は、ミノキシジルには「初期脱毛」が起こるという点です。
日本皮膚科学会が提唱する「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」には、
ミノキシジル外用初期に「休止期脱毛」がみられることがあり、これが外用中止につながる恐れがあるため、患者への説明が必要である。
といった記載があります。
このように、ミノキシジルには「初期脱毛」が発生するリスクがあり、それが「精神的ストレス」に繋がる可能性があるため、そういった点からも、ビギナーの方には初期脱毛が起こりにくい「フィナステリド」が良いと考えます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回のテーマ「AGA治療を始めたいけど最初はどの薬がいいの？」というお題に対して、当サイトではまずはフィナステリド単体で試してみることをおすすめしたいと思います。
ただし、人によっては「フィナステリドが身体に合わない」といったことも十分にあり得ますので、必ず医師の判断のもと、適切な治療薬を処方してもらってください。
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